無垢の一枚板の表看板:本日の水風呂は13.5℃
今回の「タカパラ」完成のお祝いということで、何とご近所の彫刻士さんから頂いた、素晴らしい看板です!
よく見ると「たかの湯」の横に「高間水」とあるのにお気づきでしょうか?
実は鷹の湯はその昔「高間の湯」と呼ばれていたらしく、鷹の湯を購入した私のおじいさんが「鷹の湯」に改名したと、父親に聞いたことがあります。話が長くなりますので「高間水」については後日改めてご紹介させていただきます。
さて、この無垢の一枚板でとても重く、設置するときは大工さんとの共同作業となりました。樹種は楠(クスノキ)だということで作成中は削り屑から虫よけの樟脳(ショウノウ)の香りがとても強く発せられて、すがすがしい空気が漂っていました。
どこかでこの削り屑を入浴剤に使ってみようと思っております。
ちょっと長いですがウィキペディアから引用します。
ウィキペディア:樟脳(しょうのう)は、分子式 C10H16Oで表される二環性モノテルペンケトンの一種である。カンフルあるいはカンファー(蘭: kamfer、独: Kampfer、英: camphor、仏: camphre)と呼ばれることもある。
用途:
血行促進作用や鎮痛作用、消炎作用、鎮痒作用、清涼感をあたえる作用などがあるために、主にかゆみどめ、リップクリーム、湿布薬など外用医薬品の成分として使用されている。鹿児島県では、100年以上続く家庭の常備薬として「白紅」(丸一製薬)が広く知られている[6]。
かつては強心剤としても使用されていたが、今日ではその用途にはほとんど用いられなくなった(現在ではアドレナリン作動薬が工業的に大量生産できるため、それらが用いられる)。しかし現在でも、「駄目になりかけた物事を復活させるために使用される即効性のある手段」を比喩的に"カンフル剤"と呼ぶことがある[7]。
19世紀初頭では樟脳とアヘンを混ぜて子供の咳止めとして用いることもあったが、多くの子供はよりひどい状態になり、この処方をするくらいなら放っておいたほうがましだと評価されていた。その他にも香料の成分としても使用されている。
また人形や衣服の防虫剤として、またゴキブリ、ムカデ、ネズミなどを避ける用に、また防腐剤、花火の添加剤としても使用されている。
樟脳は皮膚から容易に吸収され、そのときにメントールと同じような清涼感をもたらし、わずかに局部麻酔のような働きがある。
しかし、飲み込んだ場合には有毒であり、発作・精神錯乱・炎症および神経と筋肉の障害の原因になりうる。
有毒物質を飲み込んでしまった際の応急処置として、消化器保護のため牛乳を飲ませることがあるが、樟脳は脂溶性であり牛乳に含まれる乳脂肪分との作用で体内に吸収されやすくなってしまうため、樟脳誤飲に対して牛乳を飲ませることは禁忌である。
以上引用終わり
ということで、なかなかの効用があり医療にも用いられた来たものです。
実はフランス人医師のガストン・ネサーンが、ガンの特効薬として開発した「714X」もショウノウを原料としていました。ネサンがカナダに亡命した後に、日本人チームが彼を訪問するプロジェクトに少しかかわったので、そんなことを思い出しています。ご興味のある方はお調べください。
長文を最後までお読みいただきありがとうございます。
たかのゆ